デイサービスは通所介護とも言い、利用者が日帰りで介護を受けられる施設のことだ。デイサービスでの介護職の仕事は、食事や入浴などの介助の他、機能訓練やレクリエーションなどがある。また、利用者が入居する介護施設と違い夜勤はないのである。介護職の仕事上での注意点は2つあり、1つは朝から夕方までの時間内で食事や機能訓練などの多くの内容を行うために手際よく行う必要があるのだ。中でも、排泄介助や入浴介助などは利用者によっては時間がかかる場合があるので、時間を予測して要領よく作業を進めることが大切だ。さらに、送迎や機能訓練などは毎日のルーティンワークとして注意を怠ることもあるので、安全面に配慮することも重要になる。
もう1つは、リクリエーションの工夫を凝らすことだ。利用者の孤独感やストレスの解消、身体機能の回復を目的としてリクリエーションを行いますが、その内容がつまらないものやマンネリ化したものならば施設の人気が落ち、利用者が減る可能性もある。そのため、利用者が毎回楽しみになるような企画を考えて行うことも重要な仕事だ。例えば、手作業を目的とした折り紙や絵画や全身を使う体操やダンスなども毎回同じではなく違った内容にすることが必要である。また、園芸や軽い農作業など行う場合もある他、頭を使うオセロやトランプなどもいい気晴らしになるだろう。企画を考える際に一方的に決めるのではなく、利用者にアンケートをとったり案を募ったりするのも一体感が生まれてくるのでいい方法だ。